時をかける少女

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1983年3月に撮影されて8月夏休み興行となった角川映画。
現在文芸座で大林宣彦映画祭として上映されている。
34年ぶりに劇場で観た。
傑作映画が成り立つ4条件。
ストーリーの面白さ。
映像の構築度の高さ。
演出の純度と集中力の極致。
そして
キャスティングの幸運。
この映画は、大林作品では極めて幸運な到達点になった作品だ。
特に原田知世のデビュー作品としての幸運。
役者がある作品のヒロインにその素材としての生身の人間が
どれだけ適しているか。
どんな素晴らしい俳優でもその人のその時代しか存在しない
生の身体というものがある。
例えば「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンがあの時
19才だったこと。映画撮影に慣れてなくて男性経験もさほどなく
あの素の女の子としての魅力が幸運にもあの映画の巡り合わせだった。
同じように「時かけー」の原田知世がまさしくそれだった。
それを監督がスタッフが一番に感じて映画を撮っていた。
幸運な俳優と作品との巡り合わせ。
この4番目の要素が最も出た作品がこの1983年(昭和58年)の
「時をかける少女」だったのではないか。
だから今見ても心動かされる。
新海誠の「君の名。」は、この「時かけ〜」と「転校生」を
組み合わせてつくつたような構成になっている。
大林さんの偉大な功績だと言える。
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by stgenya | 2017-09-10 04:18 | 映画・ドラマ
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