真昼の星空


二年前に完成した映画。プールの中の泳ぐ映像から始まり、沖縄で台湾から逃げて来たワン・リーホン扮する殺し屋の怠惰な日常が描かれ、弁当屋で働く鈴木京香に心を奪われていく。彼女は夜は工事現場で働くワケありである。又ワンのいくプールのアルバイトの女の子香椎由宇も彼に恋心を抱いていて、不思議な三角関係になる。映像に凝っていてセンスがあり、ワンの役者として存在感が独特で詩的ですらある。
しかし映画的であるか、と言ったら疑問である。幼い頃別れた母親に対する思慕をワンの京香に重ねてみたりするがこの三角関係で香椎の描き方がまるでわからない。静かでスタイリッシュな語り口に少女マンガの中身と落ち。やや岩井俊二ににているが、三人の心の彩が紡ぎだせてない。中川陽介監督は十年ぶりに撮った新人であるらしい。何処の国の映画かわからないような描き方をする人たがもっと本人がどうしても吐き出したいものが見つかればいい監督になるんじゃないだろうか。

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by stgenya | 2006-07-05 14:36 | 映画・ドラマ
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