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新年に重ねて

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平成も25年ということは、四半世紀経ったということ。
この25年で日本映画は、どう変わったか。
世界をリードしていたアメリカ映画はどうなったか。
少なくとも西暦で2000年からの12年間でも映画で
心に残った名作、傑作と新しい巨匠というものが
あるだろうか。
 かつては、スタジオが映画を作っていた。
角川映画でもにっかつというスタジオ育ちの監督・スタッフが
下請けで作っていた。
資本を出す人も資本を使う人も押し並べて映画狂だった。
脚本家は、監督とケンカしたし、監督は、プロデューサーと
ケンカした。少なくとも映画の素人が口は出さなかった。
いま、学生がぴあなどのコンクールで賞をとって監督になる。
広告代理店とテレビ局は、安く使える。
主演俳優さえ、名のある人をブッキングすれば金は集まる。
大森一樹氏なども企画の打ち合わせでそんな映画好きじゅない
奴がいて、つまらない苦労をすると何かでこぼされていた。
ここがこの25年に起った映画界の変化だ。
映画を作品ではなく、コンテンツと見なすこと。
新年から愚痴をいっても仕方ない。
新しい年に新しい可能性を見るとすれば、
それは、デジタル映画の出現で低予算で映画をつくる流れが
出来て来たこと。50万から3000万までの自主制作シネマ。
完全自由につくるフリー・シネマ派。
現在ミニシアターでかかっている映画のいく割かがそれだ。
ここから小林政広、瀬々敬久、入江悠などが世界へ出ている。
ある意味10代から60代と年齢や経験に関係なく自由に
映画をつくる流れが見えて来ている。
そこには、希望がある。
スタジオの職人たちの技や経験とこれがどう結びつくのか。
二本立て興行とこのフリーシネマ派とシステムとして配給
できるプロデューサーが現れれば何か形が見えてこないだろうか。
新年にぼんやりと夢想する。
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by stgenya | 2013-01-01 09:32 | 出来事