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新作への最初の道標

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今日新しい映画のキャストが決まり、顔合わせがあった。
企画自体は、四年前からあったものをこの三月にやっと脚本化できた。
映画は、基本的にエンターテイメントであると思っている。
映画が、映画館の中のお客と密接につながっていないと
それは、理論のための映画である。
私は、それを否定はしないが自分のつくるものは、少なくとも
映画創始期の「見せ物」的な要素を加味したい。
 今回の映画は、コメディである。
低予算で映画をつくるために必要な第一条件は、本。
シナリオが面白くないとどんなに頑張っても息切れしてしまう。
構成もセリフもそしてテーマも今の日本を反映して練られたもので
ある必要がある。
そこは、苦しんだ分一定の水準になったと思っている。
そして今回は、幸運なキャスティングができた。
多分大きな予算をかけてもこれだけのキャストは、変わらない。
園さんのお婆ちゃん役と浜畑さんの恋人役。
金谷・仁科両氏のダブル主役。
コマーシャルとテレビ局や広告代理店のからんだ映画づくりは
もう行き詰まっている。
映画を作品を愛している人たちがやっていると時々思えないものが
大量に流れてくる。
自分たちが本当につくりたいものを観てみたい役者さんと
ちゃんと作ることがそれらに風穴を開ける道だと思う。
夏の撮影に向けて、このキャストの方たちとスクラムくみたい。
by stgenya | 2014-05-25 03:30 | 映画・ドラマ
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